井上慎一氏の講演会を実施しました(2月9日)

「教育・情報委員会」主催により、協同組合2階大会議室において、関西国際空港を拠点に日本で初めて本格的LCC(Low Cost Carrier)として就航したPeachを率いるPeach Aviation株式会社 代表取締役CEO 井上慎一氏をお迎えし、「関西発の航空イノベーション」をテーマに講演会を開催しました。

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講演会では、同社が創業当時から起こし続ける革新的な「イノベーション」により、社員一丸で考え抜かれた斬新なアイデアから生まれた、徹底したコスト管理手法等が実例を交えながら紹介されました。

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登場手続きをする際のチェックイン機は、当初は予算の関係上、市販のパソコンを利用し、外枠については、なんとダンボールカバーを採用にコストを削減し、また、感熱ロール紙を使った搭乗チケットの空いたスペースに、広告を掲載することで広告費を得たこと。

次に進化したチェックイン機は、大型のモニターを採用し空いたスペースに、後ろに並んでいる人に、次の準備を促すメッセージをいれるなどの工夫をし、結果、世界最速といわれるほど僅かな時間でのチェックイン手続きを可能にしたこと。

また、機内食については、たこ焼きやお好み焼きなど、今までにない就航地の名物を取り入れたメニュー(もちろん味にもこだわられています!)を採用。

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そして、何よりも、Peachといえばあのピンク色が頭に浮かぶほど認知度を高めたカラー。

これもまた、社員と共に「Cute&Cool」をイメージしたピンクを基調とした、こだわりの「Peachカラー(フランスの少し青みがかったピンクだそうです)」を採り入れたこと・・・等など

 

 

徹底的なリサーチと立地条件から、関西空港に拠点をおき、「関西の人にいくらなら乗ってくれる?」と聞いたら「5000円なら乗るよ」の答えがあり、半信半疑で航空券を発売したら、本当にたくさんの人が乗ってくれたこと。これら全ての相乗効果が成功に繋がったこと等、他社とは違う形で、関西流の「のり」をうまく取り入れた戦略から、交通手段の一つとして航空機移動人口を取り込みLCCとして成功した今もなお、サービスの戦略革新へ挑戦し続けるその取組みと姿勢とても心に残り、そして「Peach」に乗ってみたくなりました!!

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